そして当日

先ずは良さんのカワハギ教室やマルイカ教室、タチウオ教室で見慣れたレクチャータイム。

フグの歯の形状を爪切りと例えたり本当に良さんの説明は頭の中ですぐにイメージに変換でき、分かりやすいのです。

その説明を聞く内に過去2度初冬の湾フグに挑戦してボーズだったのはどうやら僕がフグ様をナメていたからだったんです。

出船前のレクチャーから今までの自分の中の湾フグ釣りのイメージが一新され、これまでは繊細な相手と戦う為の準備不足を痛感しながら出船です。

事前に釣竿や仕掛けなどの質問にも親身に応えて頂き、今の自分の中でできうる装備で挑みます。

ポイントに着くや否やお隣さんに良型の本命がヒット。

おおっ!

過去の挑戦では1日通して船の中で2匹しか釣れ上がらなかった印象があってか、思いの外早い段階で本命が釣り上がる姿を見てテンションが上がる!

するとお隣さん2匹目!!

僕は…( ;´Д`)

すかさず良さんが回ってきて

「小川さん、どうですか?このくらいしゃくって、このくらいのスピードで船の上下を相殺しながら落として、このテンションで10秒から15秒待ってアタリが出なかったらまたしゃくって、これを繰り返しでやってれば必ずアタリが出ますから!
落として、この瞬間からは呼吸もまばたきもせずに集中!」

そうアドバイスを下さり、また別の方の所へ様子を伺いにいく良さん。

「まばたきも呼吸もしちゃダメって(笑)
でもその位集中しなきゃダメって事だな。
試しにやってみたら釣れたりして(笑)」

などと思いながら無呼吸でまばたきもせずに竿先を見てたら…