32歳の冒険

昨日は楽しかったなぁ!!

渋谷O-Crestでのライブを終えて、うるふとして
できるライブはあと1本。

感慨深いのかなぁ、などとも思ったけど
実感沸かんです。

こう、残り少なくなって再確認させられるのが
ライブの楽しさね。

あぁしなきゃ、こうしなきゃ、って考え始めたら
駄目なんだよ。やっぱり。

感情剥き出しでただ我武者羅に弾きまくる。

これしか出来ないんだよ、俺には。

なんだか無理せずやれるようになったら
ライブをやり始めた頃のようなギターを弾く事や
ライブをする事へのワクワク感とかを思い出せた。


すげぇ楽しかった。


これがなきゃ駄目なんだよ。


うるふ、ラストライブまで常にワクワクドキドキし続けてやりますよ!


と、そんな事を考えながら過去に自分がワクワクドキドキした
事を思い返してみる。

・釣り
・初恋
・初ライブ
・初ワンマンライブ
RPG
・初ツーリング
後藤真希(笑)

・・・


そんな中でも人生で一番最初にワクワクした事って
なんだっただろうか?

思い出した。

近所の年上のお兄ちゃん達と行った『冒険』だ。

冒険と言っても幼少時代のはなしなので
学区外に虫や魚、ザリガニを取りに行くのも冒険だったし
草むらの奥深くに秘密基地を作るのも全部冒険だった。

そんな冒険がしたくなった。

午後に時間ができたから歩いた事のない道を歩きたくなって
阿佐ヶ谷から石神井公園まで歩いてみる事にした。

石神井公園は景色も綺麗でウォーキングには打ってつけ。

チャリンコで行った時もさほど遠くは感じなかったから
1時間くらいで着くだろう・・・

と思ったらまんまと2時間半も掛かった。

石神井公園をウォーキングするつもりで行ったが
ここまでで充分すぎる程のウォーキングだ。

さすがに疲れたのでお茶を買って少し休む。


周りに目をやると網を手に池をバシャバシャやっている
子供たち。

俺『何か採れるの?』

子『何も取れない・・・今日はアメンボもいないよ』

俺『網をねこうやって立ててすくってごらん?』

子『こう?』

俺『違う違う、ちょっと貸して。』


すっと岸に網を入れ壁を掻き出す様にすくうと
2匹のヌマチチブと小エビが数匹網の中でピチピチ言っている。

俺『みてごらん』

子『うお!すげぇ!これ!おい!とれたよ!』


飽きて別の遊びをしていた友達が集まり騒ぎ出す。


こうやって親父や近所のお兄ちゃんに色々教わりながら
成長してきたんだよなぁ、としみじみした所で別の子が


子2『おい、おっさん!俺にも取ってくれよ!』



・・・・・はぁ?!



『貴様に捕ってやる獲物はない!!!!』


と吐き捨て帰路につく。



おっさんかぁ。32歳だもんなぁ。

捕ってあげれば良かったかなぁ。

しかし、礼儀と世の中の厳しさはいずれ知らねばならぬ物。


俺はきっと間違ってないさ。


俺はお兄さんさ!!